ヨコハマSDGsデザインセンター

合同会社 mayunowa


“シルクハーバー横浜”から世界へ

“天然素材シルクでサスティナブルな化粧品とエステティックを発信”

 


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事業内容は?

横浜はかつて国産シルクを世界に向けて輸出する世界最大の港街であった。合同会社mayunowa は、国産シルクを用いた化粧品と施術道具で組み上げた施術技術である「絹美容」を開発。2019年にシルクを用いた美容方法、及び洗浄器具として特許を取得、エステティックを通じてサスティナブルな社会の実現を目指して日々活動を行っている。

化粧品は売り上げに対する広告宣伝比率が相対的に高いことで知られ、大量生産による製 品の原料及び製造コストの低減が商品開発において最も重要視される場合が常である。この大量生産による弊害として、(1)長期間のストックに耐えられるよう防腐剤・抗菌剤といったアルコール類の添加、(2)加飾がしやすくコストが抑えられやすいプラスティック容器の採用、(3)使用感や香りを低コストで実現させるための合成化学物質の含有。があげられる。

残念なことに(1)~(3)は全て生態系へ負の影響があるものであり、自然界では分解が困難で残留する物質が多いものである。

一方で、再生医療の分野で天然素材であるシルクが、菌を育てる能力があるとして研究が進んでいることを知り、このシルクを皮膚常在菌の働きを取り戻すことに利用することで、美しい肌、健康を取り戻せると考え、合成化学物質を一切含まずに化粧品として商品化することになった。

容器は加熱殺菌できるガラス瓶を利用し、リサイクルも視野に入れて活動を行っている。

また、絹の筆と温泉水で磨き上げるフェイシャル技術は、肌に負担のかかる恐れがある機械や電気を一切使わないオールハンドの施術で、日本的な所作を相まって受けるもののみならず、施す者にとっても心が洗練されるような心地よいものになっている。

【市民・市民生活へ還元が期待できる点】

今後、横浜市内のホテルなどの宿泊施設や日帰り利用の美容健康施設への絹美容の展開により、コロナ禍でストレスがたまり、遠出することもままならないなか、横浜市民の究極の癒しとサスティナブルな社会に想いを馳せる機会を提供できると考えている。

計画中の容器のリユースは、コロナ禍により注目されるウイルスを分解できる洗浄剤をつめて販売を考えている。市内で意識のある企業とコラボして市民への販売・啓発を行っていきたい。

事業の申請理由は?

SDGs は、社内でのものづくりやコンテンツ(エステティック)、サービス(教育)を作り上げるなかで、必要不可欠な指針となっている。

肌を美しく健やかに保つための化粧品や美容法を、サステナブルなもので実現する、という理念に共感する施術者、消費者が増えてきている。コンテンツ、サービスを利用しコラボレーションをしていく企業様との更なる出会い、そしてそれに関わることで新しい雇用を創出、関わる人すべてが持続可能な世界をイメージできることが、地球環境が守られるという循環の形につながっていくと考えているため。

事業実施に向け課題は?

横浜市内の宿泊施設での展開を目指しているが、宿泊施設との繋がりがないため活動の紹介をする機会がないこと。

事業が目指すS D Gsのゴールは?


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