第2弾~建設業界編~Y-SDGs認証取得事業者の「これだけは自慢させて!独自のSDGs取組」レポートを公開

第2弾~建設業界編~横浜市SDGs認証制度“Y-SDGs”認証取得事業者の「これだけは自慢させて!独自のSDGs取り組み」レポートを公開
-SDGsに取り組む上での課題は「マンパワー不足」が最多の結果に-

 

ヨコハマSDGsデザインセンターは、横浜市SDGs認証制度”Y-SDGs”(以下「Y-SDGs」という)認証取得事業者が誇る独自のSDGs実現に向けた取組に関して、業界・業種ごとに複数回に分けて情報を取りまとめ、発信しています。
前回に続き第2弾の特集として、Y-SDGsを認証取得した「建設」事業者の皆様にご協力をいただき、以下資料のとおり取りまとめましたのでお知らせします。本件は、期日までに回答があった建設業界32社について調査をいたしました。(調査期間2022(令和4)年12月6日-12月23日)
各事業者の「これだけは自慢させて!独自のSDGs取組」のほか、各事業者が取り組むSDGsがどのゴールに該当しているか、またSDGsに取り組む上での課題を調査したランキングや、Y-SDGs認証取得による満足度などを調査した結果についても掲載しています。

ヨコハマSDGsデザインセンターでは、横浜市と共同で実施する横浜市SDGs認証制度“Y-SDGs”において、取得事業者が誇る独自のSDGs実現に向けた取組に関して複数回に分け取りまとめました。
第二回は建設業界にインタビュー調査を実施しました。
建設業界は、人々が安心して暮らせる住環境や働きやすい労働環境を整備するため、まちづくり、インフラの構築、環境負荷抑制などの観点で重要な役割を担っています。
特に、SDGs目標11「住み続けられる街づくり」目標12「つくる責任つかう責任」が建設業と密接に関わってくると言われていますが、Y-SDGs認証事業者が取り組む目標や課題など現状は一体どうなのでしょうか…。
※調査結果をご紹介いただく際は「ヨコハマSDGsデザインセンター調べ」とご記載下さい。

 

自社が貢献(目指す)していると考えるSDGsの目標について、目標11「住み続けられる街づくりを」と目標8「働きがいも経済成長も」が2トップ!

 

■SDGsの目標11を意識した取り組みは全体の約7割!

建設業に密接に関わると言われている目標12「つくる責任つかう責任」よりも、目標8「働きがいも経済成長も」が2番目に多かった。男性社会が多数派である建設業でもジェンダー平等に重点を置く事業者が半数近くいることがわかる。(複数回答可)

 

 

 

 

 

SDGsに取り組む上での課題は「マンパワー不足」が圧倒的多数

■「マンパワー不足」が「資金不足」よりも多かったことから、助成金や資金提供よりも、内部のSDGsに取り組む人材の育成や外部のSDGsのプロフェッショナルな人材投入等の方が、事業者が望む解決策であることも示唆される(複数回答可)

 

 

 

 

Y-SDGs認証制度の満足度について75%が満足以上!
■不満以下の回答者は皆無で75%が「満足以上」と回答!
一方で25%が「普通」と回答し、認証制度の質の向上を目指したい。

 

 

 

 

 

 

今回調査協力をいただいた認証事業者のこれだけは自慢させて!」独自のSDGsの取組みについて下記ご紹介します。

 

・株式会社キクシマ (Supreme ☆☆☆)
Q:自慢させて!自社独自のSDGsの取組
A:「17パートナーシップで目標を達成しよう」総合建設業ならではの”協力業者様の多さ”という利点を活かして基金を立ち上げ、この拠出金をお渡しする先を決定するコンペティションを開催しました。

 

 

 

 

 

 

・東亜建設工業株式会社横浜支店 (Supreme ☆☆☆)
Q:自慢させて!自社独自のSDGsの取組
A:「ゴール7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」 当社の技術研究開発センターのⅡ期事業に着手し、外壁性能の向上、高効率空調、太陽光発電等の採用により実質エネルギー消費ゼロを目指します。(ZEB評価を取得予定)

 

そのほか、アンケートにご協力いただいた事業者様のこれだけは自慢させて!」独自のSDGsの取組(かな順)

 

旭建設株式会社(Superior
「ゴール7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」会社に太陽光パネルを設置することにしました。

 

・エシカルビューティーラボ(Standard
「ゴール12:つくる責任つかう責任」弊社商品のオリエンステラはシャンプーコンディショナーの量り売りを行っています。量り売りすることにより、容器を繰り返し使用することができ余分な容器を減らすことができ、必要な量を必要なだけ購入することが出来ます。また、その中身も生分解性の高い成分を使用し人や環境に配慮したモノづくりに力を入れています。

 

 

 

 

 

・荏原実業株式会社 横浜営業所(Standard
「ゴール7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに」 建設工事で使用する仮設現場事務所に、太陽光発電システム(パネル+蓄電池)を搭載しています。建機レンタル大手、(株)カナモト様との共同開発で、当社グループ・荏原実業パワー(株)の製品を組み合わせた「クリーンエネ・ハウス」を当社施工現場にて活用中です。発電機や商用電源が不要の「オフグリッド」対応で、設置後すぐにエアコンや複合機を利用することができます。太陽光による発電だけでは足りない場合でも、商用電源と組み合わせて使用することができ、災害時・緊急時の拠点や避難場所にも活用可能です。今後、全国へ展開予定です。

 

・大豊建設株式会社(Superior
「ゴール1:貧困をなくそう」こども食堂支援自動販売機を全国の建設現場に設置して、売上の一部をこども食堂に寄付をしています。

 

 

 

 

・株式会社大山組建材(Standard
「ゴール11 :住み続けられるまちづくりを 」子育てしやすいまちづくりとして、こども食堂のお手伝いや寄付、お菓子の提供などを行い、子供と親の居場所づくりに貢献しています。

 

 

 

 

・株式会社カズキ(Standard
「ゴール8:働きがいも経済成長も」人材の補強で4週8休に向けて取り組んでいます。「ゴール11:住み続けられるまちづくりを」地域スポーツ活動に寄付しています。

 

・京浜電設株式会社(Superior
「ゴール3:全ての人に健康と福祉を」女性特有の病気や、いじめ防止に関する横浜市のイベントに、当社の「電気工事」という職種を活かしライトアップの施工協力をしております。毎年9月に開催されるピンクリボンかながわでは、乳がんの早期発見・早期治療の重要性を訴える運動に賛同し、横浜市内の主要な建造物をピンク色にライトアップする取り組みに協力しています。ピンクリボンイベントには2014年より協力を行っており、中止となった年を除き2022年で8回目となりました。また、ピンクリボンイベント協力をきっかけに、他イベントへのライトアップ協力の機会も増えました。2月はカナダ発祥のいじめ反対運動=「ピンクシャツデー 2021 in 神奈川」、4月は「世界自閉症啓発デー in 横浜」のライトアップイベントにご協力させていただいております。実際にライトアップ実施の際には、横浜の夜景が彩られ横浜の街がひとつになり、施工担当した社員も、イベントに関わることを光栄に感じていることも多いです。また、イベント協力を行う時期には、全社員に向けて「イベントの趣旨やテーマ」を社内報を通じて紹介し、「ただ施工するだけ」で終わらないような取り組みをしています。それにより、施工担当者だけでなく、他社員の中でもボランティア活動に参加することについて考えてもらう機会をつくっております。今後も横浜地域へ、イベントを通して情報発信することへのお手伝いをしてまいります。

 

・株式会社ケイ・ワイ(Standard
「ゴール1:貧困をなくそう」寄付型自動販売機を設置し定期的に海外の小学校建設資金を団体に寄付しています。

 

・株式会社コアベース(Standard
「ゴール11: 住み続けられるまちづくりを」 2か月間効果が持続する除菌・抗菌剤で安心できる環境作りを提供しています。

 

 

 

 

・株式会社櫻井(Superior
「ゴール7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」 本社屋上に太陽光パネルを設置し、再生可能エネルギーの利用と共に、電気自動車への切換を行っています。

 

 

・株式会社三我(Standard
「ゴール8:働きがいも経済成長も」最重要ステークホルダーを従業員と位置づけ、体系的な育成で現場力を確保し、企業の持続的な発展と地域経済の成長に寄与しています。

 

・三親住設株式会社(Standard
「ゴール2:飢餓をゼロに」磯子区社会福祉協議会を通じてこども食堂やコロナの影響を受けた家庭への食糧支援を行っています。

 

 

 

 

 

 

 

・株式会社春峰園(Standard
「ゴール3:すべての人に健康と福祉を」社員や地域住民誰でも無料で自由に利用できる”ふれあいジム”を会社敷地内に開設しています。

 

 

 

 

・株式会社ショウエイ(Standard
「ゴール11:住み続けられるまちづくりを」 転倒事故を少しでも減らし安全安心なまちづくりを進めるため防滑活動をしています。

 

 

 

・株式会社センチュリー工業(Superior
「ゴール14:海の豊かさも守ろう」 港湾工事を施工する企業として、自社で船上からの海洋清掃活動を実施しています。

 

 

 

 

・東京ガスエコモ株式会社(Superior

「ゴール11: 住み続けられるまちづくりを」先進的な取り組みではないかもしれませんが、地域密着企業としてスポーツを通した地域貢献を継続的に行っており、「地域のみなさまとのスポーツの輪を広げるとともに、地域グループの健康と生活の向上を図ることを目的」として少年野球大会やママさんバレー大会などを主催しています。

 

・土志田建設株式会社(Superior
「ゴール5:ジェンダー平等を実現しよう」 現場に快適トイレ及び更衣室を設置しています。女性も現場パトロールに同行しています。

 

 

 

 

・Trim株式会社(Standard
「ゴール5:ジェンダー平等を実現しよう」 弊社が開発・販売を行う「設置型ベビーケアルームmamaro」は性別問わずに利用ができ女性専用のスペースが多い国内施設でのベビーケア環境整備に貢献します。

 

 

 

 

・株式会社五六(フノボリ)(Standard
「ゴール13 :気候変動に具体的な対策を」 23年始動予定ですが、テナントビルへの活水器の導入により、ビル全体で毎年140tのCO2削減を目指します。

 

 

 

・マイ建設株式会社(Standard
「ゴール8:働きがいも経済成長も」リモートワークの推進、副業・兼業も許可しており、働きやすい環境を目指して活動しています。

 

 

 

 

・有限会社峯岸工務店(Standard
「ゴール11:住み続けられるまちづくり を」地域住民の方々と共に防災訓練活動を行い緊急時に対応出来る住みやすい環境づくりを行っています。

 

 

 

 

・目黒建設株式会社(Standard
「ゴール4:質の高い教育をみんなに」 建築現場では多くの企業が協力して業務が遂行されていきます。他社と協力して工程を進めていくには高い技術や知識が必要になる為、弊社では、資格や知識を習得するための支援を積極的に行っています。また、協力会社の方々と毎月連絡会議を行い、建設現場で重要な安全教育を行うことで「質」の向上に取り組んでいます。

 

・柳井電機工業株式会社(Standard
「ゴール8:働きがいも経済成長も」 毎年全社員に対して自由な日程で連続5日間の有休取得制度を導入し、休日含め9日間のリフレッシュ期間として休養を取ってもらっています。

 

 

 

・株式会社ヤマヤ土建(Superior
「ゴール14:海の豊かさを守ろう」寄附型自動販売機を設置し、地域の方と共にゴールに向けて行動しています。

 

 

 

・横浜植木株式会社(Superior
「ゴール7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」市内指定管理公園の植栽管理作業に使用する機械をすべて電動式に替えることでCO2排出抑制に努めています。

 

 

 

・株式会社ヨコハマシステムズ(Standard
「ゴール8:働きがいも経済成長も」街歩きの社内イベントを開催しています。社員みんなでお台場で2万歩歩いて健康経営を目指します!

 

 

 

・株式会社ライフ・コア横浜(Superior
「ゴール4:質の高い教育をみんなに」工事受注額に応じて市立港南図書館に児童書の寄付を行っています。

 

 

 

 

 

 

・菱建基礎株式会社(Standard
「ゴール12:つくる責任 つかう責任」クリーン活動などの地域社会への貢献活動を実施しています。

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